特集 学生の問題にどう対応するか
アレルギー体質をもつ学生にどう対応するか―アトピー性皮膚炎を例に
鶴田 明美
1
1横浜市立大学看護短期大学部
pp.198-202
発行日 2003年3月25日
Published Date 2003/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903372
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はじめに
アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis;AD)は,子供が罹り,成長とともに自然治療する病気であったが,ここ10数年の間に患者の年齢分布は,成人へと移行してきていることが報告されている.症状の遷延化,再発・再燃化,重症・難治化するケースもみられる.
筆者は2年前まで臨床にいて,ADを持つ幾人かの看護師と接してきた.また自分自身もアトピー素因を持っていたため,いろいろな場面でそれと向き合わざるを得なかった.現在,学生を教える立場になって,看護学生の中にも少なからずADの素因を持つ者がいることを知った.
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