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看護系大学の評価基準―大学の自己成長を応援するCCNEの活動
野地 有子
1
1札幌医科大学
pp.552-555
発行日 2002年7月25日
Published Date 2002/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903235
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はじめに
21世紀に入った今日,わが国の看護学の学士課程が開始(1952年)されてから半世紀がたった.学士課程の入学定員は看護師養成の入学定員の1割を占めるまでになり1),大学卒の看護師も以前ほどは珍しくない.さらに高等教育を受けた大学院修了生の各方面での活躍も期待されてきている.この看護教育の大学化が急速に進んできた時代は,全国の大学を巻き込んだ大学評価の時代とも重なっており,ここに,看護系大学の評価が社会的な課題となってきている.
そこで本稿では,看護系大学の評価基準の1つである,米国のCCNE(Commission on Collegiate Nursing Education.看護教育プログラムの学部と大学院における認定基準高等看護教育委員会)2)についてその概要を紹介し,この新しい評価方法に期待される特徴について述べてみたい.
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