特集 臨地実習のあり方を考える―東京都看護系職員の試み
大学教育の立場から臨地実習を考える
川村 佐和子
1
1東京都立保健科学大学保健科学部看護学科
pp.451-453
発行日 2002年6月25日
Published Date 2002/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903214
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大学における看護学教育の基本的事項
大学における看護学教育は,以下の事項を抜きに考えることはできない.
1)大学卒業要件:124単位以上を履修する.
2)カリキュラム:看護師国家試験受験資格要件を満たす内容に編成する.
3)大学としての所管は文部科学省,看護師養成機関としての所管は厚生労働省で,両省の指示を受けつつ,カリキュラムを編成する.
このように,大学における看護学教育は両省の指示のもと,多様な価値観を組み入れて運営している.
本稿では,大学における看護学教育と臨地実習について,カリキュラムの側面から考えてみたい.
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