特集 臨地実習のあり方を考える―東京都看護系職員の試み
新卒看護師の実態調査から明らかになったこと―看護専門学校の立場から
田中 光子
1
1大塚看護専門学校
pp.454-456
発行日 2002年6月25日
Published Date 2002/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903215
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全国の看護基礎教育機関の中で施設数,学生数ともに最も多い教育機関は看護師養成所3年課程であり,497校で全体の47.5%(平成13年),次いで2年課程が318校で全体の30.4%,双方で77.9%を占めている.年々減少傾向にあるとはいえ,看護師を養成する機関としては他の教育機関を圧倒しており1),これら養成機関のありようが,看護職全体のレベルに影響すると考えられ,常に社会のヘルスニーズに応じたカリキュラムの改善が求められる.
平成12年「都立施設看護共同研究会」で,都立病院等に就職した新卒看護師(以下,新卒者)の就職後4か月,9か月時点における実践能力や心理的状況などを把握することと同時に,その新卒者を指導する立場にあるプリセプターや主任が,新卒者をどのように認識しているかについて実態調査を行った(詳細は割愛,回収率は267名で95%).
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