グラフ
顔の見える,手の届く援助を―アフガン難民緊急医療活動報告(2002.3.30)
小池 とし
1
1医療法人厚友会城西病院看護部
pp.435-437
発行日 2002年6月25日
Published Date 2002/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903210
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私たちの活動,日本国際親善厚生財団(Japan International Friendship and Welfare Foundation=JIFF)では,1988年から1993年にかけてアフガニスタンの内戦で負傷した人々を日本に受け入れ,治療した後に,アフガニスタンまたはパキスタンに帰国させる活動をしてきました.その後も日本に患者さんを受け入れるかたわら,1991年にパキスタンのペシャワールに難民のための無料診療所,JIFFメディカルセンターを設立しました.センターはレントゲン設備,薬局,超音波検査設備,検査室を有し,成人・小児の診療に当たってきました.
ところが,昨年の9・11アメリカ同時多発テロ,その後のアメリカによるアフガニスタンへの空爆によりアフガン難民は急増し,中でも栄養失調児の救済は現在最も優先されるべき課題となっています.そこでJIFFでは急遽栄養失調児のための緊急医療プロジェクトを立ち上げました.
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