看護教育研究
患者とのコミュニケーションにおける戸惑い―実習時に受け持った10ケースの分析から
阿部 トモ子
1
1田北看護専門学校
pp.299-304
発行日 2002年4月25日
Published Date 2002/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903187
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はじめに
看護学校における臨地実習(以下,実習とする)は,学内授業と同じ位置づけではあるが,同時にそれまで学内で学んだ基礎看護技術を,実際に患者に実施する場でもある.
実習が始まる前,学生は様々な不安をもっている.なかでも「患者とうまく話せるか,受け持ち患者に受け入れてもらえるか」など人間関係への不安を訴える学生は多い.本学においても,実習前調査で約3分の2と,多くの学生が同様の不安をもって実習に臨んでいる.
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