定点観測
地方公務員となっての戸惑い
矢澤 信明
1
Nobuaki YAZAWA
1
1新冠町国保病院
pp.350
発行日 1986年4月1日
Published Date 1986/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208818
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かつて,北海道の開拓地に半農半医の生活を求めて鉄道病院を辞める折,先輩から「国鉄という大世帯に残れ.少し生ぬるい湯かも知れないが,入っていれば風邪をひくことはない」と忠告されました.その後,開拓地での23年の歳月が過ぎ,齢50に達し,今までの医学への遅れを取り戻すべく,山の個人診療所を閉鎖し,改めて医大内科の研究生としての研修が許されて8年が過ぎた時,もと住んでいた町の病院長が辞任され,後任として招聘を受け,初めて公立病院の勤務医となり,私の公務員の生活が始まりましたが,そこで多くの戸惑いを感じました.そのいくつかを認めてみます.
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