海外文献にみる看護教育学研究
癌患者の視点からみた看護ケアの質
国府 浩子
1
1東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科博士後期課程
pp.116-117
発行日 2002年2月25日
Published Date 2002/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903140
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医療技術の進歩,平均在院日数の短縮により病院での看護ケアは一層複雑さを増してきている.また,介護保険制度の導入により,訪問看護ステーションでは経営環境の変化を迎え,安定的に運営するための戦略が求められている.そのような状況の中で看護の質が問われるようになり,ケアの標準化や質向上の方法が注目されるようになった.質の高いケア提供のためには,リスクマネージメント,クリニカルパス,ディスチャージプランといったツールが必要不可欠であるとされ,日本でも浸透してきている.このような動きの中,あらためて質の高いケアとは何であるかを,看護婦の立場だけではなく患者の立場から考えていく必要があると思われる.そこで,患者の視点から捉えた看護ケアの質とは何かを論じた文献を紹介する.
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