連載 生涯学習をめざす看護職者のために・5
看護系大学の科目等履修生制度について―看護教員研修を中心に
大室 律子
1
1千葉大学看護実践研修センター
pp.798-801
発行日 2001年10月25日
Published Date 2001/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902601
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現在,文部科学省が掲げる主要施策の一つに生涯学習・社会教育に対する支援がある.社会が急激な変化をとげつつある今日,職業上・実生活上の必要から,あるいは好奇心を満たし教養を高めるために,生涯を通してそれぞれの目的にそって学び続ける者が多くなっている.社会人が大学の学問的な雰囲気の中で,新しい知識を得たり,異なった経験や考え方を持つ人々と触れあうことは何よりの知的刺激になる.科学・技術の進歩は早く,個人が習得している知識・技術の有効期限は極めて短い.陳腐化していく知識・技術の絶えざるリニューアルが必要である.
社会人・職業人が大学で特定の希望する科目を履修して,その単位を正規入学生と同じように取得できる「科目等履修生制度」は1991年に制度化された.
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