特集 日本の看護・看護教育 私にとっての20世紀
1部
年表で見る日本の看護・看護教育の100年
高橋 みや子
1
,
三上 れつ
1
1山形大学医学部看護学科
pp.572-585
発行日 2000年8月25日
Published Date 2000/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902300
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20世紀の100年間の日本の看護と看護教育の発展は,看護の制度化という視点でみると,1901年の出発点の状況から飛躍的に進歩した.
1868(明治元)年に職業として認められていたのは産婆であったが,制度は確立していなかった.1868年に「産婆ノ売薬世話及堕胎等ノ取締方」(明治元年12月24日),1874年「醫制」(明治7年8月18日文部省ヨリ東京京都大阪三府へ達)中に産婆に関する条文が制定され,1899年の統一法規「産婆規則」(明治32年7月19日勅令第345號)の制定に至り産婆制度は確立した.
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