Japanese
English
歴史探訪
てんかん外科の温故知新—歴史年表
Historical Backgrounds of Epilepsy Surgery:A chronological table
朝倉 哲彦
1
Tetsuhiko ASAKURA
1
1鹿児島大学脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Faculty of Medicine, Kagoshima University
pp.831-844
発行日 1995年9月10日
Published Date 1995/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436901087
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
日進月歩,いや秒進分歩とまでいわれる医学の進歩によって長年人類を苦しめてきた病苦の一翼が克服される曙光が見えてきた.てんかんもその一つである.
抗てんかん薬も次々と登場し,多くの患者が福音に浴しているが,一方,なお薬物抵抗性すなわち難治性てんかんの患者が存在することは,無視できない.成人で25.6%,小児で13.4%といわれ,てんかん患者の総数を約100万人とするなら,相当な数に上る,ここにてんかん外科の必要性が存在する.現在のてんかん外科は切除外科に加えて遮断外科を経,さらに抑制系刺激療法へと展開しつつある.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.