特集 フィジカルアセスメント
第2章 どのように実践につなげるか
訪問看護の現場から
佐々木 詩子
1
,
中塚 洋子
2
1かみやはぎ訪問看護ステーション
2元:訪問看護ステーション鴻仁
pp.954-957
発行日 1999年11月30日
Published Date 1999/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902161
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五感を使ったアセスメント
私は保健婦学校卒業後,総合病院で臨床3年,地域にて保健婦活動2年を経験した後,現在の訪問看護ステーションに3年勤務しています.その中で,日頃からフィジカルアセスメントの重要性・必要性を強く感じていました.
病院内でもそうでしたが,特に訪問看護では自分ひとりで訪問し,血液検査,レントゲンなどの補助診断のない状況で,自分の五感を使ってアセスメントしなければいけないため,よりフィジカルアセスメントが重要となります.特に発熱・血圧の変動,痛みの訴えなど体に変化が現れた時,なぜ発熱したのか?血圧の変動は一過性のものか?痛みの部位は?どんな痛みか?何が原因なのか?などをアセスメントし,体に起こり得ることを予測しなければなりません.また,診断のために必要な情報を得て医師に報告しなければなりません.
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