特集 育ち・教える
[対談]「教えること」とは何か?
藤岡 完治
,
平田 大一
pp.28-37
発行日 1999年1月25日
Published Date 1999/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901998
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
平田 僕が今やっているのはキビ刈り援農塾とか,ピースフル・フェスタという平和の祭典で詩の朗読劇を高校生と一緒に作っていることです.僕は,ずっと前から学校以外の部分で子どもとのかかわりをすごくしたかったんです.
ピースフル・フェスタでは,夏休みの一時を中・高校生たちに呼びかけて….もちろん学校の応援がないとできないんですが,学校の先生を巻き込んで,詩の朗読劇をやろうと.舞台構成して,演出して,台本までやりました.やりながら「平和」とか,「人権」「自立」とか,大人でも答えきれない問題を,むしろ子どもたちのほうが答えを出してくれるんじゃないかということでやってきたんです.ピースフル・フェスタは石垣市の主催で始まり今年で第3回目になるのですが,第1回目を95年にやったときには,平和って何だろうと悩むことが平和への道のりなんだ,思索することが島の道で,島の道は平和への道なんだ,ということでテーマは「島の道」でやりました.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.