特集 本気の授業設計―今の授業を振り返る、新たなノウハウを知る
【対談】 「成果」に結びつく教育とは何かを考える
西村 礼子
1
,
小池 啓子
2
1東京医療保健大学大学院医療保健学研究科看護実践開発学
2埼玉医科大学短期大学看護学科
pp.420-425
発行日 2023年8月25日
Published Date 2023/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663202118
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看護教育の「成果」とは?
西村 まず、「成果」とは何かについて考えてみたいと思います。私は成果には「学修成果」「看護成果」「教育成果」の3つの視点があると思っています。小池先生は成果についてどのようにお考えでしょうか?
小池 西村先生のおっしゃる学修(習)も看護も教育も、すべて成果を出すことを前提としているような気がします。学生に何かを学んでもらおうと考えたとき、その根幹には教員の設計力が必要です。授業を含むさまざまな学習支援を「やって終わり」にするのではなく、「学生に成果をもたらしたか」までをしっかり評価しなくてはなりません。
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