Scramble Zone
語は生き物―カタカナ語が真に有用な語として活用されることを願う
大島 弓子
1
1日本赤十字秋田短期大学看護学科
pp.44-48
発行日 1999年1月25日
Published Date 1999/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902001
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はじめに
現在の社会でのカタカナ語の存在
最近,若い人たちや看護学生と接する中で,「言語は時代と共にある」ということを実感させられている.カタカナ語も,その中の1つである.
カタカナ語は看護の領域に限らず,あらゆる分野で現在,ごく日常的に使われることが多く,氾濫状態といっても過言ではない.外国語を翻訳して日本語として使おうとすると適当な語句がなく,そのまま使うこともあるが,外国語を一種の装飾品=ファッションのように使っていることもある.また,歌詞に多用されているように語感がよいため使っている場合もある.
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