NURSING EYE
日系人からみた日本とブラジルの看護・看護教育
草野 クララ明美
1
,
森 淑江
2
1前:千葉大学大学院
2筑波大学社会医学系
pp.310-313
発行日 1998年4月25日
Published Date 1998/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901819
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はじめに
ブラジルは南アメリカのほぼ中央に位置し,日本の23倍という広大な面積に約1億6千万人が居住している.日本からみると,ちょうど地球の反対側にあり,普段あまり意識することのない国だが,日系ブラジル人は約534万人,ブラジル在留邦人は9万人に達している.1995年に日伯就航修好通商条約100周年を迎えたことを記念し,1997年,天皇・皇后両陛下が公式訪問されたように,日本とはつながりの深い国の1つである.
筆者は日系人としてブラジルに育ち,看護教育を受け,ブラジルの南部パラナ州にある大学病院に勤務していた.その後日本の大学院に留学し,日本とブラジルの看護・看護教育両方を比較する機会を得たので,ここに紹介したい.
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