発行日 1951年11月15日
Published Date 1951/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906966
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—少なすぎるナース—
醫療設備が行きわたらず,また醫師が少いことでは伯國は世界有數?の國という,それかあらぬか幼兒の死亡率なども50%という有難からぬ高率を示しているが,このような醫療設備や醫師の不足と同しように病人にとつては決して缺くことの出來ない看護婦の數もまことに少い,看護婦の養成は刻下の急務として騒がれているが,正規の看護婦學校はカンビーナス市にひとつあるだけという淋しい状態…こうした時,マルチン・プラード街にあるサンジョゼ看護婦補養成學狡は,醫療界多年の懸案を解決するものとして期待を集めているがこの學校の釆配をふつているマリア・ガブリエラ尼は
聖州内の有資格の看護婦や看護婦補の數はとても少い,大都會でも滿足な状態には非常に遠く,田舍ときたらお話になりませんしかも現在働いている人達の多くは經驗者というだけで正規の看護學を修めた者ではありません 北米の病院では8人の病人にひとりの看護婦となつているが伯國では40人にひとりという割合です
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