クローズ・アップ
—小牧市保健センターで、乳幼児健診の通訳をつとめています.日系ブラジル人の—ルデスシェル・エルザ・ヤヨイさん
pp.647
発行日 2000年8月25日
Published Date 2000/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902454
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医療システムや習慣の違う外国で出産・育児に取り組むのは,女性にとって少なからず困難を感じるものであろう。しかし日本における外国人妊産婦の数は確実にふえている。そこで自治体の中には,外国人妊産婦と母子に対し,サービスを実施するところも登場してきた。
愛知県の小牧市もそうした自治体の一つ。小牧市には日系ブラジル人が3000人以上いて出産する人も多い。市は小牧市民病院にポルトガル語の日系人通訳を配置,乳幼児健診を行なう小牧市保健センターにはポルトガル語・スペイン語・日本語が堪能なルデスシェル・エルザ・ヤヨイさんに非常勤ではあるが勤務してもらっている。エルザさんが保健センターで通訳するようになってから,受診率がグンと高まったとのこと。言葉はやはりコミュニケーション上,不可欠なものといえる。
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