委員会報告
国際交流委員会活動報告
正木 治恵
1
,
井出 訓
2
,
片岡 万里
3
,
辻村 真由子
1
,
張 平平
4
Harue Masaki
1
,
Satoshi Ide
2
,
Mari Kataoka
3
,
Mayuko Tsujimura
1
,
Pingping Zhang
4
1千葉大学
2放送大学
3高知大学
4埼玉県立大学
1Chiba University
2The Open University of Japan
3Kochi University
4Saitama Prefectural University
pp.88
発行日 2013年11月30日
Published Date 2013/11/30
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- 文献概要
<報告1>
IAGG「高齢者の災害支援」シンポジウム報告
日本老年看護学会国際交流委員会では,アジアをはじめとする諸外国の老年看護学会と連携を図り,よりグローバルな視点での老年看護学のあり方を模索し研究していく足がかりとして,20th IAGG World Congress of Gerotology and Geriatrics 2013(IAGG2013)におけるシンポジウムを企画した.シンポジウムのテーマは災害看護とした.東日本大震災を経験したわが国の研究者が,災害時の高齢者ケアを世界各国の人々に伝え,対策やシステムを議論することは,わが国の老年看護学研究者が担う重要な役割であると考えたためである.
シンポジウムでは,日本,韓国,中国の3か国から研究者を招き,災害時における高齢者へのケアという視点から発表していただいた.日本からは,佛教大学の松岡千代教授より,阪神淡路大震災,さらには先の東日本大震災における経験から作成された,被災した高齢者に対するケアの中長期ガイドラインに関しての報告があった.韓国からはArmed Forces Nursing AcademyのMyong Ran Yoo教授より,韓国の高齢者にみる災害への準備状況に関する調査研究報告があった.また中国からは,中国四川大学の胡秀英教授により災害時における高齢者への看護ケアについて四川大地震の経験から報告があった.
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