連載 「進学コース」教育の意味・5
勉強したいと思った時に選択肢があった
新津 ふみ子
1
1ケア・コーディネーション研究所
pp.123-126
発行日 1998年2月25日
Published Date 1998/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901779
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私は今,看護の現場を離れ,かつ看護を直接的な業務としないところで仕事をしている.ケアマネジメントに関する領域が私の業務である.
先日,A県の看護協会主催「訪問看護婦従事者研修」で「在宅ケアマネジメント」というテーマで講義をさせてもらった.この研修は数年前から始まり,看護協会の全支部で実施されている.近年,受講希望者が多く,年3回実施しているところもあるという.公的介護保険制度の創設が検討されるようになって,“ケアマネジメント”の必要性が明確となり,訪問看護従事者の研修に取り込まれたのは確か1~2年前のことだと記憶している.その後,このテーマで講義する機会が増えているが,年を重ねるというよりもより緊密に,月を重ねるごとに,受講者の関心の高まりと,目の輝きが増していくことに触れる.うれしさと同時に身の引きしまる思いで講義をしている.
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