連載 スクリーンに見るユースカルチャー・12
少な過ぎる選択肢
小池 高史
1
1横浜国立大学大学院教育学研究科
pp.586
発行日 2007年7月25日
Published Date 2007/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100706
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前回,『A2』という映画を取り上げ,「自分の信じる道を進み続けること」の難しさについて書いた。今回もこのテーマをもう少し考えてみたい。
『バッシング』は,2004年にイラクで起きた日本人人質事件をモチーフにした映画だ。人質となり,無事日本に帰ってきたある女性に対する世間からの過酷な仕打ちと,それでも彼女がまたボランティアへと向かうまでの過程が描かれている。
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