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特集 緊急気道確保せよ—耳鼻咽喉科頭頸部外科医に求められるDecision & Skill
《気道確保の手段・リスク》
輪状軟骨切開(開窓)術—緊急時での選択肢として
Cricotracheostomy for emergency airway treatment
鹿野 真人
1
Makoto Kano
1
1大原綜合病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
外科的気道確保術
,
上気道狭窄
,
輪状軟骨切開術
,
輪状軟骨開窓術
,
気管切開術
,
輪状軟骨
,
頸部異常
Keyword:
外科的気道確保術
,
上気道狭窄
,
輪状軟骨切開術
,
輪状軟骨開窓術
,
気管切開術
,
輪状軟骨
,
頸部異常
pp.398-408
発行日 2025年5月20日
Published Date 2025/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091434910970060398
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POINT
●緊急時に行われる外科的気道確保術はリスク因子が重なり,時に致死的な事態や重篤な後遺症を招き,係争に至る事例もある。
●緊急時には輪状甲状靱帯(膜)穿刺・切開術や気管切開術が選択されるが,頸部形態異常や不穏により難度が高く,リスクを伴う。
●輪状軟骨切開(開窓)術は,特に安全性を重視した緊急時の新たな選択肢となる有用な術式として紹介する。

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