特集 臨床実習教育
〈座談会〉21世紀の臨床実習の在り方
上田 陽之
1
,
菊地 延子
2
,
坂本 年将
3,4
,
永冨 史子
5
,
奈良 勲
6
1阪和記念病院理学療法部
2東京大学医学部附属病院リハビリテーション部
3神戸大学医学部附属病院理学療法部
4甲風会有馬温泉病院リハビリテーション部
5川崎医科大学附属病院リハビリテーションセンター
6広島大学医学部保健学科
pp.456-466
発行日 1994年7月15日
Published Date 1994/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104044
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ゴールドプランを推進するため,医療職種のマンパワー確保が進められている.理学療法士についてもその例外ではない.しかし,十分に教育環境が整備されていない現況で性急に養成すれば,理学療法の教育水準を低下させる虞がある.物理的教育環境は金を注げばすぐ整うが,教官や臨床実習指導者の養成には時間を要する.また,理学療法の対象領域が拡大してきた今日,医療機関内の業務に対応する理学療法士のみを養成していては多様化する社会のニーズには応えられないだろう.本号の座談会ではそれらの課題を念頭におき,21世紀の臨床実習の在り方をベテラン,中堅,若手の理学療法士に論じていただく.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.