連載 「准看報告書」以後の看護教育制度をめぐって・5
准看護婦教育に欠けていたものを補う教育プログラム―移行教育に必要な視点
六角 僚子
1
1一心会初富保健病院看護部
pp.613-618
発行日 1997年8月25日
Published Date 1997/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901662
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はじめに
1996年12月の准看護婦問題調査検討会報告書の「現行の准看護婦養成課程の内容を看護婦養成課程の内容に達するまでに改善し,21世紀初頭の早い段階を目途に,看護婦養成制度の統合に努める」との提言を受けて,今後,准看護婦養成課程,看護婦2年課程,さらに現職准看護婦の看護婦への移行教育などのカリキュラムとそれぞれのあり方に関する議論が活発化していくことは容易に予想される.そこで,ここでは,「統合」に向けた准看護婦教育および継続教育のあり方を考えるために,これまでの准看護婦教育を見直すことを通して,今後どのような基本的方向でそれらを構想することが必要なのかを考えてみたい.
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