NURSING EYE
ペルー公邸人質事件救援活動に参加して
野々尻 優美子
1
1高山赤十字病院
pp.538-540
発行日 1997年7月25日
Published Date 1997/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901648
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1996年12月17日,ペルーのリマ市でトゥパク・アマル革命運動の武装グループによる日本大使公邸人質事件が発生し,1997年4月22日,ペルー政府の武力介入により解決となったことは周知の事実である.
赤十字国際委員会(ICRC)ペルー代表のミッシェル・ミニグ氏は,当初人質であったが自ら名乗り仲介役を申し出た.そしてペルー政府・武装グループ両者の了解をもとに,ICRCが人道的立場から事件に関わることになった.日本赤十字社は,医療要員派遣の可能性を探った結果,ICRCからの了解を得,医師・看護婦・調整員を含むチームを派遣した.
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