連載 臨床環境理解のための12の課題・24(最終回)
終章:治療的な看護介入としての環境調整の役割
川口 孝泰
1
1兵庫県立看護大学
pp.234-237
発行日 1997年3月25日
Published Date 1997/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901587
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ナイチンゲールとの再会
筆者は,千葉大学で看護学を学んだ後に,同大学の工学部建築学科で建築学を学んだ.建築学科に転向した理由は,看護学の中に当時の自分の意図したものを感じとれなかったことが原因の1つにあった.
建築学科で学び始めたときには,正直いって,看護から思い切って離れてよかったと思っていた.しかし,現在の筆者はすっかり看護学に入れ込んでいる.その理由は,建築学科で講義されたナイチンゲールの『看護覚え書』との再会である.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.