連載 演習を通して学ぶ看護援助の基礎のキソ・4
看護の基本的機能 ①環境調整(その2)
佐藤 政枝
1
,
小西 美和子
2
,
川口 孝泰
3
1首都大学東京健康福祉学部
2近大姫路大学看護学部
3筑波大学大学院人間総合科学研究科
pp.612-616
発行日 2009年7月25日
Published Date 2009/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101241
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環境調整における演習の視点
今回は,前回に引き続き,環境調整における演習の視点を,特に学生がレポートを書くためのキッカケづくりと,レポート評価を中心に述べます。
演習を通して,学生が段階的に学びを重ねていくプロセスには,それぞれの演習回における体験をつなぐための,節目のキッカケづくりの工夫が重要となります。「演習の体験」→「レポートの作成」→「演習のまとめ」それぞれのプロセスがうまく連結される時,図1に示すような学びのサイクルが生まれます。このような学びのサイクルが,演習ごとに幾重にも繰り返され,看護援助のための系統的な学びの循環へと拡大することを期待しています。
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