プロフィル
—天野美佐子—カンボジア難民の看護にあたる—「日本は医療の面では随分恵まれていると思いました」
吉
pp.881
発行日 1980年8月1日
Published Date 1980/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919029
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カンボジアの内戦が激化するのに伴い、戦禍を避けておびただしい難民の群れが国境沿のタイ領に殺到し極度の飢えや病気に苦しむ悲惨な状況が昨年から連日のように報道されていた。そのため国際赤十字を中心に、世界各国が医師や看護婦を派遣し、診療所・病院を作り、カンボジア難民の治療にあたっている。
日本でも、日本赤十字社が第一陣として京都第一赤十字病院医療班を派遣したが、日赤以外の民間医療班として日大板橋病院が秘書、医師二人、看護婦三人のチームを作り、昨年の十二月から三月までタイのカオイダン、サケオで難民の治療、看護にあたった。
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