連載 覗いてみたい!? 先輩OTの頭の中・その8
ターミナルについて思うこと
芳野 緑
1
1東京リハビリ訪問看護ステーション
pp.1058-1059
発行日 2013年8月15日
Published Date 2013/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100253
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皆さんこんにちは,芳野です.いかがお過ごしでしょうか.暑さで身体など壊されていませんか.私は30歳を過ぎた辺りで,夏の疲れが秋に出るというのをはじめて経験しました.夏の暑さが落ちついたころ,急激に体重が減ったのです.食べても,飲んでも体重が減って,しばらくは喜んでいたのですが,減りすぎて自分でもびっくりしたのを覚えています.皆さんも体調管理にはお気をつけください.
さて先日『17歳のエンディングノート』(Ol Parker監督,2012,英国)という映画を観ました.話題作でしたのでご存知の方もいらっしゃると思います.17歳のTessaという少女が,余命9カ月の中で自分のやりたいことをリストにして,いろいろなことに取り組んでいきます.リストの中身は17歳の少女らしいものでした.有名になる,ドラッグをやる,最愛の人と結ばれたい等々.時には周囲にどのような影響を及ぼすかなど関係なく,はちゃめちゃなこともします.そんな中で彼女の家族やパートナーも,彼女を見送る心の準備に葛藤しながら彼女の最期を迎えます.この最期を迎える=ターミナルの関わりで,私が経験したことをお話しします.
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