連載 実践の場で生かす関係法規―看護者の主体的な行動のために・2
エイズの疑いのある患者を拒めるか?
森田 哲治
pp.242-245
発行日 1996年3月25日
Published Date 1996/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901345
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個人産院で当直していた助産婦のS子さんは,救急で飛び込んできた外国人の産婦Aさんがクラブで働いていたことを聞いてエイズ患者ではないかと疑い,エイズの可能性のある患者と関わりを持ちたくないと主張して,分娩の介助を拒んだ.ほかに助産婦がいないため,当直の医師がAさんの介助をし,Aさんは無事に出産した.
S子さんの行為は,助産婦の行為として適法か.また,生まれた子の出生証明書は誰が交付すべきか.あなたはどう考えますか?
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