調査・研究
外来患者療養相談活動における相談技術の検討―看護活動・行為と相談・指導パターンの分析から
数間 恵子
1
1東京医科歯科大学医学部保健衛生学科
pp.138-144
発行日 1996年2月25日
Published Date 1996/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901320
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はじめに
医療の進歩と高度化に伴い,慢性的な健康上の問題を抱えて在宅療養あるいは外来通院を継続している人々は増加し続けている.そして,健康上の問題に付随するさまざまな治療処置の管理は,患者あるいは家族のみでは困難なことが多く,それら治療処置をうまく生活に組み込んでいけるよう支援することが,看護婦の行なう「療養上の世話」として大きな役割を占めるようになってきている.
1992年4月以降,それらの人々に看護婦が外来で行なう指導に対して診療報酬が認められるようになった1).筆者はその時以来,ある公立病院の外来患者療養相談室で患者の相談・指導にあたっている2,3).
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