特集 POSの輪を広げよう―第17回日本POS医療学会報告
一般演題Ⅱ
当院における栄養POMRの現状と問題点
太田 弘子
1
,
河原 和枝
1
,
川上 祐子
1
,
市川 和子
1
,
平松 智子
1
,
中村 由美
1
,
谷本 尚子
1
,
寺本 房子
1
,
難波 三郎
1
1川崎医科大学附属病院栄養部
pp.1072-1073
発行日 1995年11月30日
Published Date 1995/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901257
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当院では,1973年の開院時から,入院診療録はPOMRで記録してきた.栄養部でも1977年に,栄養相談室開設と同時にPOMRを取り入れ,記録を標準化してきた.栄養POMRの構成が一目でわかるように,用紙の色を,医師記録や看護記録の色と区別しやすいようにしている.構成は「栄養指導依頼・報告」「食生活調査表1~3」「問題リスト・指導計画」「退院時栄養指導要約」である.なお,実践した栄養指導の内容は,経過記録用紙に記載し,医師との共通チャートとしている.
栄養相談室開設と同時に,3診療科で,栄養士の病棟診療科担当制をスタートさせた.その後,徐々に担当診療科を増やし,現在は8診療科の事例検討会に参加し,栄養指導をしている.1989年度の栄養POMRの実施状況は,第12回の本学会で報告した.今回は,5年経過後の現状と問題点について,1989年の調査と比較し,検討した.
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