調査・研究 効果的な臨地実習を考える(第2報)―国立大学医療技術短期大学部看護学科協議会・臨地実習委員会
実態調査からみた臨地実習における学生による学習内容の評価と影響要因
丸橋 佐和子
,
西山 久美子
,
中野 栄子
,
塩川 睦子
,
田辺 庚
,
芦田 信之
,
原 萃子
pp.149-154
発行日 1995年2月25日
Published Date 1995/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901061
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国立大学医療技術短期大学部看護学科協議会(会長,鈴木美惠子),特別委員会・臨地実習委員会(委員長,原萃子)では,看護教育において重要な位置を占める臨地実習教育の課題の改善に資する資料収集を目的として調査を行ない,その一部を「実態調査からみた臨地実習とその教育上の課題」として報告した1).
そのうち調査3「学生を対象とした臨地実習における学習効果」2)に関する分析の結果,『看護価値・困難性などの認識』『人間関係形成』に関連する学生自身の学習評価は高く,反面,『知識・技術の統合性』『看護過程』に関連する実習評価が低いことが明らかとなった.またこれら学習評価に対する影響要因として,学生は<教師の指導><臨床指導者の指導><患者の言動><学生自身の努力>を上位にあげていた.
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