看護教育研究
小児看護学臨地実習での学生の学習内容の分析―病院実習と施設実習の学習内容の実態から
大久保 ひろ美
1
,
茂手木 明美
2
,
北村 愛子
1
,
佐鹿 孝子
1
1山梨県立看護大学短期大学部
2前:山梨県立看護大学短期大学部
pp.1045-1050
発行日 2001年11月30日
Published Date 2001/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902647
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はじめに
近年,入院期間の短縮化や外来でフォローを受ける子どもが増加してきたこともあり,入院する子どもの数は減少してきた.また周産期医療などの進歩により新生児死亡率は低下しているが,何らかの障害を残したまま医療を受ける子どもは少なくない.このような状況から臨地実習で学生の受け持つ子どもの選定は難しい.学生の受け持つ子どもの特性により,看護技術の経験率や学習内容に違いがあることが明らかとなっている1,2).
本学は,小児看護学臨地実習として,総合病院の小児科病棟と重症心身障害児や肢体不自由児の入所する医療福祉センターでの実習を,同じ実習目的・目標のもと同時期に行っている.今回,両施設での学生の学びの実態を把握・分析したのでここに報告する.
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