特集 看護と福祉新時代―教育に期待されるもの
社会福祉施設の中での看護職の役割
象徴としてのキャップやユニフォームを脱いで
細井 恵美子
1
1老人保健施設ぬくもりの里
pp.98-101
発行日 1995年2月25日
Published Date 1995/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901048
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地域との繋がりのなかで
1988(昭和63)年,老人保健法の一部改正により老人保健施設が制度化され,私が総婦長として働いていた京都南病院も老人保健施設の開設に取り組むこととなりました.ぬくもりの里は1989(平成元)年4月にオープンし,私はその副施設長を兼務しながら,1991(平成3)年4月に京都南病院の定年を迎えるまで2つの大きな職責を務めました.
その後,1993(平成5)年2月には老人訪問看護ステーションを開設し,現在はそこの所長も兼務しています.規則では訪問看護ステーションの所長は他の職務との兼務が許されないことになっていますが,主任看護婦に日常の管理業務を任せ,私は医療法人健康会のステーション事業開設代表理事として職務にあたっています.
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