特集 クオリティオブライフとPOS―第16回日本POS医療学会報告
一般演題Ⅰ:POS―理論とその学習展開
POS学習会前後の記録に対する意識・理解の変化―監査・アンケートを実施して
広田 晴美
1
,
河内 れい子
1
,
石津 真由美
1
,
村中 陽子
1
1防府消化器病センター・防府胃腸病院記録委員会
pp.986-988
発行日 1994年11月30日
Published Date 1994/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900988
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はじめに
私たちは交替制勤務の中で,毎日複数の看護婦で患者に接し,看護を実践している.このような体制の中で,看護の継続性と一貫性を維持するとともに,看護実践の評価を行なう手段として記録は重要なものとなる.
当院では,よりよい看護ケアを患者に提供する目的のもとに,1987年より記録委員会を設置しPOS導入に取り組んできた.しかし,スタッフのPOSに対する意識・理解はともに低く,看護実践に記録が生かされているとは言いがたい状況であった.そこで記録に関する意識の向上やPOSの理解,さらに記録の充実をめざして学習会を実施し,成果を得たので報告する.
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