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海外文献にみる看護教育学研究―看護婦の社会的役割向上についての将来像
上本野 唱子
1
,
冨田 泰子
1
,
川出 富貴子
1
1三重県立看護短期大学
pp.117
発行日 1994年2月25日
Published Date 1994/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900784
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看護は現在でもなお,専門職として社会的にも職業的にも確立しているとは言い難い.最近の急速な社会の変化や科学技術の進歩に伴って,看護を専門職として位置づけるための変革が求められ,看護教育の見直しもなされようとしている.L. Christmanは医療現場における看護の欠点やその原因を歴史的に考察し,さらには看護婦の将来像についても論述を展開している.
実際に医療の場で治療に当たる看護婦を区分すると,専門家としての権限をあまり有しない看護婦と,自分の仕事に対して責任を持ち専門家としての高い教育を受けた少数の看護婦との2つに分けられるようである.
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