特集 看護教育再考
新たなる看護教育への道―教師1年生,自らの体験を振り返る中で
秋山 智
1
1国立療養所東京病院附属看護学校
pp.28-33
発行日 1994年1月25日
Published Date 1994/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900763
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はじめに
今,私は教師1年生,当校初の男性教師として,諸先輩方や学生たちに助けられて,何とかやっている状況である.
昨年まで10年以上,患者のベッドサイドで働いてきて,大勢の患者さんに出会い,そして別れ,数々の素晴らしい体験をした.私は芯から看護が好きである.患者さんや家族の方々との信頼関係,それこそが私の財産である.そんな自分の素晴らしい体験を,この道を目指す後輩たちに少しでも伝えたい,看護の素晴らしさをわかってもらいたい,そんな思いで教師になったのである.
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