特集 医療の多様化とPOS―第15回日本POS医療学会報告
一般演題
POSの段階的取り組み―カンファレンスを利用して評価の定着を図る
丸本 真弓
1
,
石坂 昌子
1
,
河村 明江
1
,
山代 恵美子
1
,
日下 洋子
1
,
中村 信子
1
,
野村 美穂子
1
1広島大学歯学部付属病院
pp.968-971
発行日 1993年11月30日
Published Date 1993/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900723
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はじめに
私たちの病棟は,1986年よりPOSに取り組み,学習会や研修会への参加,記録用紙の改善などを試みてきた.松木光子1)の生活行動様式の枠組みを活用したデータベースの作成,また看護計画,看護記録用紙もPONRを考え改善した.
その結果,完全とは言えないが,理論的にはPOSを理解できるようになった.しかし理論の理解と,看護の実際への活用は必ずしも一致しない.患者の中には多くの問題を抱えている人も多く,私たちは解決困難な問題に直面しては行き詰まり,試行錯誤をくり返した.
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