連載 看護学教育を考える・33
継続教育
今井 敬子
1
1ワイドナー大学
pp.192-193
発行日 1985年3月25日
Published Date 1985/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908082
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15年前は継続教育の草創期
15年前に看護継続教育について私が雑誌“看護”に寄せた記事を読み返してみると,このころは米国では看護婦の継続教育が奨励され,各州がこの方式の教育プログラムを義務づけるかどうかを検討していた時代でした.医師の団体に比べて,看護婦は1年に少なくとも30時間は継続プログラムに出張するべきであるとか,プログラムの数を増加させることなどが問題になっていました.
当時は学士号を持っているナースや修士号を持っているナースは少なく,看護教育に携わる教師も,特に看護学部はほかの学部に比べて資格の足りない教師が大部分でしたから,教師の資格のレベル・アップという目的もあり,大学の単位とは関係ない継続教育が奨励されたのでした.
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