特別寄稿
看護学生は安楽死euthanasiaをこう考えている―東海大病院“安楽死”事件を自分自身の問題としてとらえて
上野 正彦
1,2
1公衆衛生看護専門学校
2前:東京都監察医務院
pp.122-127
発行日 1993年2月25日
Published Date 1993/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900531
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安楽死euthanasiaが今日ほど医療関係者に衝撃を与えたことはない.
1991年4月,東海大学医学部付属病院に入院中の末期がん患者に,主治医が家族から懇請されて塩化カリウムを注射し,死亡させたという事件が起こった.翌1992年7月,横浜地検は医師を殺人罪で起訴し,現在「安楽死」をめぐって医師の刑事責任が問われている.
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