NURSING EYE
占領下日本における看護政策とナイチンゲール思想
大石 杉乃
1
1東京都立医療技術短期大学看護学科
pp.788-792
発行日 1992年10月25日
Published Date 1992/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900473
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私は占領下の日本における看護政策,制度について研究をしている.占領下日本の看護関係の記録を読んでいると「オルトさんが……」という記述が多く登場し,戦後日本の看護政策を研究するためにはオルト少佐について調査することが重要であると考えるようになった.これがオルト少佐という人物を研究課題とするようになったきっかけである.
今,私はオルト少佐に関する資料を探したり,その当時のことをよく知っている方々から情報をいただきながら,オルト少佐の活動と思想について研究を進めている.その過程で,オルト少佐がナイチンゲールから強い影響を受けていたことが,明らかになってきた.
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