昌子の英会話ワンポイントレッスン・7
発音の盲点(その3)
横山 昌子
pp.782
発行日 1992年10月25日
Published Date 1992/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900471
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前回に続いてもう1回だけ発音のしくみについて書いてみたい.
昔,私たちの先輩は青い眼の英語教師に,「What a beautiful day itis!」(今日はなんとお天気がいいんでしょうね)というのを出来るまで泣く程くり返し言わされたときいた.私たちもyear[jǝ]ear[iǝ]と何回もくり返し言わされ,泣きたくなった覚えがある.今にしてわかるのは[j]という音は子供の喧嘩で「イイーッだ!!」という音で,[i]はエに近い.したがってidiotic camera(バカチョンカメラ)は「エデオティクキャムラ」と聞こえる.もし,このような説明を青い眼の英語教師が先にしてくれていれば,泣く程くり返すこともなかったのにと思うのである.
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