連載 古典あれこれ
メルヴィル・ベルのビジブルスピーチによる発音法
富澤 晃文
1
Akifumi Tomizawa
1
1国際医療福祉大学成田保健医療学部言語聴覚学科
キーワード:
メルヴィル・ベル
,
ビジブルスピーチ
,
グラハム・ベル
,
伊澤修二
,
視話法
Keyword:
メルヴィル・ベル
,
ビジブルスピーチ
,
グラハム・ベル
,
伊澤修二
,
視話法
pp.326-331
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002046
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はじめに
アレクサンダー・メルヴィル・ベル(Alexander Melville Bell,1819〜1905)は,ビジブルスピーチ(visible speech:視話法)とよばれる発音の表記法・指導法の考察者として知られている(図1)。メルヴィル・ベルは,19世紀のスコットランドの生まれで,発音法の専門家であった父親に師事し,エディンバラ大学(1843-1865),ロンドン大学(1865-1870)で演説法・発音法(elocution)に関する講義を行った。当時,議会や公衆の場には拡声装置もなく,説得力ある話声伝達を行うための演説法は重要な分野であり,発音法もその中に位置づけられていた。

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