特集 情報化時代のPOS—第13回POS研究会報告
一般演題
緊急性の高い患者の問題リスト作成についての一考察
井東 光枝
1
,
有好 和子
1
,
藤原 淳子
1
,
波田 栄子
1
1山口大学医学部附属病院
pp.769-773
発行日 1991年11月30日
Published Date 1991/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900294
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はじめに
循環器内科である当病棟では医師と共有したPOSは取り入れていない.看護記録の問題リストを検討してみると,①病名だけで初期計画が立案されている,②新しい問題点がでているにもかかわらず追加記録がない,③症状や治療方針など医師からの情報が記入されていない,という反省があった.
一方定められた看護婦数で,緊急性が高く急変しやすい重症患者により良い看護をするためには,看護体制をどのようにしたらよいかを検討し,昭和63年1月より,重症患者を看護婦8名でスライド式に2か月間固定して受け持つ体制をとった.
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