私の臨床実習指導
終末期患者の看護―苦悩する学生とともに人間の生きることの意味を求めて
斎藤 一江
1
,
森下 妙子
1
1大津市民病院付属看護専門学校
pp.230-236
発行日 1991年4月25日
Published Date 1991/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900198
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はじめに
人間は,他者に認められ,他者とのかかわり合いの中で互いに支え合いながら生きていく存在である.1人ひとりは,それぞれかけがえのない存在である.
人間の生は,1回限りのものであって,死は誰にでも訪れる.人間にとって大切なことは,この1回限りの生の1コマ1コマをどう生きるかであると考える.
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