米国看護系大学と北里大学との交流―大学院設置に向けて・6[最終回]
UCSFとUCLAの大学院および北里大学の大学院
島口 貞夫
1
1北里大学看護学部人類学教室
pp.53-58
発行日 1990年1月25日
Published Date 1990/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900009
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はじめに
5月号からはじまったこの連載も,いよいよ最終回をむかえた.国際交流のなかで,大学院の設置に焦点を当てた報告をすることを意図した企画である.今回は大学院の設置に最も重要なプログラムと,その内容を具体的に表現した授業科目に焦点を当てて述べてみたい.
カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)は米国のなかでも規模も大きく,最も優れた学校の1つであり,その完成されたプログラムや授業科目を知ることは意味のあることである.現実の要求を満たしたプログラムとその教育に必要な事柄をトピックス的に網羅し,常に批判を忘れない形の授業科目は,研究を中心としたサンフランシスコ校ならでは,とうなずけるものがある.
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