連載 この養成所のここが気になる!・2
―公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構―倉敷中央看護専門学校
時本 圭子
1
,
池田 美紀
1
,
塩見 典子
1
,
池西 靜江
2
1倉敷中央看護専門学校
2Office Kyo-Shien
pp.278-289
発行日 2022年4月25日
Published Date 2022/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201929
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このたびの指定規則の改正では、指定規則に則りつつも、弾力的なカリキュラムの運用が可能となりました。各養成所では、地域に必要とされる人材育成にむけて柔軟なカリキュラムを編成することが期待されています。そこで、この連載では、地域の特性や設立母体の要請をふまえ、特徴的なカリキュラム編成をされた養成所をいくつか紹介します。
第2回は、倉敷中央看護専門学校に登場いただきます。
設立母体である倉敷中央病院は全国にも知られる高度先進医療を担う病院です。その基本理念として、地域住民の健康を守るため、最新・最高の医学による最良の医療を志向し、①患者本位の医療、②全人医療、③高度先進医療を掲げています。このような設立母体をもつ看護専門学校の数は、近年減少していますが、看護専門学校の1つのモデルではないかと考えます。
以下の3点について、副校長の時本圭子先生に新しいカリキュラムについて解説いただき、さらに、対談でも深くお聞きしたいと思います。①設立母体の基本理念「全人医療」「高度先進医療」を、カリキュラムのなかにどのように導入したのか、②強みを生かす臨地実習の構築とそのこだわり、③「自ら判断し行動できる」ことを理念に掲げる学校として、臨床判断能力の育成についてどうカリキュラムに取り入れたか、考え方などについて参考にしていただけるとうれしく思います。
Office Kyo-Shien代表 池西 靜江
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