特集 教育機関と医療機関の協働による「これからの実習」
【対談】これまでの実習の課題と、これからの実習の可能性
前川 幸子
1
,
ウィリアムソン 彰子
2
1甲南女子大学看護リハビリテーション学部
2神戸大学医学部附属病院看護部
pp.1140-1146
発行日 2021年12月25日
Published Date 2021/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201869
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前川 昨年からの新型コロナウイルス感染症の影響で、臨地実習の形が大きく変わりました。私たちも看護師ですから、医療機関が逼迫していることはよくわかっています。こうした状況下で、どんなふうに学生の学びをつくることができるのか、とても悩みました。
そんなときに、ウィリアムソンさんが、臨床側からのアクションとして「私たちに何かできることがあったら」とお声がけくださいました。コロナの患者さんを受け入れて、自施設の看護師のケアや教育もしながら、さらに看護学生にまですそ野を広げて、人を育てていくという視野の広さは、私たちにとって勇気につながりました。
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