特集 ウィズコロナ時代に向けた新人看護師・看護学生への支援
新人看護師育成のニューノーマルを考える
阪口 会里
1
,
矢吹 浩子
1
1医療法人明和病院 看護部
pp.952-958
発行日 2021年10月25日
Published Date 2021/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201827
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
医療法人明和病院(以下、当院)は357床、7対1看護配置の急性期病院で、すべての病棟でPNS®(パートナーシップ・ナーシング・システム)看護体制をとっています。毎年35〜40名の新人看護師が入職し、2020年は40名、2021年は44名の新人看護師が入職しました。入職者の背景は、大卒、専門学校卒がほぼ半々で、平均年齢は21.9歳です。当院は、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)協力医療機関として軽症〜中等症の患者を受け入れており、ウィズコロナを方針として感染対策の徹底のもと、2020年度は看護学生の実習を予定どおりに受け入れ、新人研修も計画どおりにすべて実施しました。
筆者は、2018年度より看護部教育担当主任を担い、看護部研修を企画してきました。2020年度の新人研修から見えてきたコロナ禍における新人教育の課題および、その課題を踏まえた2021年度の新人看護師への支援の実際を紹介し、新人看護師育成のニューノーマルについて考察します。
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.